株式会社エス・エイチ・アイ
事業の3本柱 | |
・細胞加工施設の設計・施工 | |
・運営管理(マニュアル作成・体制構築) | |
・細胞加工(培養・検査・出荷)の協力 | |
これらを補足する事業として | |
・再生医療研究 | |
特長 | |
・弊社独自の加圧方法を利用した清浄化方式で低価格を実現 | |
・現場に合わせた設計を行うので、既存のクリニックに後付で設置が可能 | |
・施設の効率的な運営管理ノウハウの提供 | |
・最先端培養技術の研究 | |
事業構成 | |
T 再生医療 | |
・細胞加工施設の貸出、運営 | |
・細胞加工(培養)の請負 | |
・再生医療に関連した研究(培養方法、投与方法、効果測定、作用機序の解明等) | |
U クリニック施設の貸出 | |
・久留米・横浜・京都で展開中 | |
V 再生医療対象患者のクリニックへの送患 | |
・協力体制にある団体・会社へ再生医療の情報提供を行い、再生医療適応患者の送患 | |
W 上記に関連する事業 | |
・運搬方法、保存方法の研究 | |
・培養液・培養環境の開発 | |
・上清液の製造 | |
・自動培養器の設計・製造研究 | |
X医薬品開発 | |
・細胞を原料にした創薬 | |
・抗体を利用した創薬 | |
弊社に於ける再生医療の定義 | |
・生体に於いて、組織や臓器の機能不全に対し、幹細胞を使って回復する目的にて行う医療 | |
弊社が取り組む範囲と課題(2024/8) | |
間葉系幹細胞(MSC)を生体内に投与する方法にて治療を許可されたクリニック、病院をサポートし、最大の効果を発揮するための採取、培養、運搬、保存、投与の方法を確立する | |
前提 | |
・間葉系幹細胞を生体に投与すると生体の免疫系に対し環境に応じた強力な調整機能が発揮され、その後、免疫細胞及び、種々の成長因子等の働きにより、疼痛等の緩和と同時に組織の修復と再生促進がおこなわれる | |
・自己脂肪由来幹細胞を利用する | |
作用機序 | |
自己脂肪由来幹細胞を静脈投与すると、様々なhumoral immunityやcytokineが産出され、T-cell,B-cell,NK-cell, Monocyte,DC には抑制的に、Treg に対しては促進的に作用する。また、投与された MSC は炎症部位及び組織障害部位に集積し機能回復に役立つ。 | |
課題 | |
1.ステロイドとは違う、相克する作用構造の解明 | |
2.患者の病態に適切な投与方法の確立 | |
3.現在日本国内外で500以上の臨床研究がされていると予想される | |
例えば、関節リウマチ,Parkinson 病、脊髄損傷、SLE,Crohn 病, 心筋梗塞、脊髄損傷,変形性関節症、GVHD等、多岐に渡るが弊社の調査では肺気腫にも効果あるとの報告も数例ある。それらを精査して、患者にとって費用面・生活面でより良い環境を構築できる供給体制の整備(前記のGVHD治療薬として保険収載されているテムセルは1クール約1400万円である。) | |
4.名古屋大学の研究では脂肪由来間葉系幹細胞は、骨髄由来のものと比べて臓器修復に寄与するHGF、VEGFといった成長因子の産生が多いと報告がある、その検証を行い、より効率的な培養方法(例えば低血清培養法等)の確立を目指す | |